ずっと布団の上で横になりたいって言っていたね
ある故人様の親族様がおっしゃった一言です。
故人様は長い病院生活を送られましたが、家に帰ることがかなわず、お亡くなりになったそうです。
一般的にご遺体は、葬儀会館や自宅などでご安置後、
お通夜の前に白装束で整えてお棺(おひつぎ)に納められます。
お棺とは、故人様のお顔が拝見できる小窓のついた木製の箱です。
親族様の一言は、簡素な病院のベッドからお棺へ納められる故人様を思っての言葉だったのでしょう。
久遠の宿では、故人様は特別仕立てのお布団でお休みいただきます。
火葬場へお送りする直前まで棺にお納めしません。
お布団にお休みなさる故人様に語り、寄り添いながら
感謝の心でお見送りなさってはいかがでしょうか。