袱紗 (ふくさ) に包む
次は、香典袋を通夜や告別式へ持参する実践のマナーです。
香典袋は通夜、もしくは告別式の時、「袱紗(ふくさ)」に包んで持参します。
袱紗は水引や香典袋本体が歪んだり汚れたりしないようにする役割があります。
香典を大切に持ってきた、という気持ちを表しているので、カバンにむき出しのまま入れるのは避けましょう。
袱紗は香典袋を包む時も使用しますが、お祝いを包む慶事にも使用します。
袱紗の色は、慶事は暖色系(赤、橙、金など)、弔事は寒色系(紺、青、緑、グレーなど)で色分けをします。
しかし、袱紗の出番はそれほど多くありません。
もし1枚持つとするのならば、慶事も弔事にも使用できる紫色をお勧めします。
ここで気を付けなければならないのは、香典袋の包み方です。
慶事と弔事では逆になりますので、特に注意をしなければなりません。
①袱紗の角が上下左右になるように置きます。爪付き袱紗なら、左側に爪が来るようにします。
②中央に香典袋を置きます。
③袱紗の右側を中央に折ります。
④下側、上側の順番に中央へ折ります。
⑤最後に全体を覆うように左側を折り、爪をさします。