明倫社別邸 久遠の宿

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香典袋の書き方

香典の水引表書き金額について解説してきました。
今回は引き続き、「書く」というステップをご紹介します。

香典袋の宛名を書く際は、薄墨を使用するのがマナーとされています。
最近では、ふたを開けたらすぐに書ける筆ペンの需要が高いですが、
日本では古来より形式的な宛名書きには、硯(すずり)と墨で作る墨汁を使用した毛筆書きが基本でした。

薄墨は、「突然すぎて濃くなるまで墨を擦れなかった」「涙により墨汁が薄まった」など諸説あり、悲しみを薄墨の濃淡で表す日本人の奥ゆかしさを感じる事ができます。

一方で、薄墨の習慣が無い地域もあります。
薄墨でなければならない、というわけではありませんが、
気持ちを表す意味でも薄墨で書かれる方が良いでしょう。

簡易的な香典袋の場合は、水引下に差出人の名前を、裏に金額と住所を書きます。

 

 

 

内袋があれば表に金額を、裏に住所と名前を書きます。

 

 

 

金額は、読み間違われないように旧漢字で書きましょう。

一 ➡ 壱
二 ➡ 弐
三 ➡ 参
十 ➡ 拾
千 ➡ 阡
万 ➡ 萬

連名で出す場合、3名までが基本とされています。

右側から、目上の方の順番で書いていきます。

4名以上の連名となると、名前が小さくなり読みづらくなります。
その場合は、中央に代表者名を、左側に「外一同」と書きます。

 

 

 

ご夫婦の場合、世帯主の名前だけでも良いですが、

共通のお知り合いやお友達なら、連名にされた方が親交の深さが伺えます。

 

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